2019年10月28日

韓国・文政権は「北朝鮮にあやつられている」のか?

 「北朝鮮の実像なんて知らなかったんですよ」

 何の気負いもなく、当然のことのように穏やかな言葉が返ってきた。私は一瞬、どう問い返すべきか戸惑った。【外信部長・澤田克己】

【顔寄せ合うカップルも…】写真家が見た北朝鮮の素顔

 1980年代後半の韓国学生運動を席巻した大派閥「主体思想派」の創設者で、リーダーだった金永煥(キム・ヨンファン)氏。かつて「鋼鉄」という別名で知られた男性は、そんな雰囲気などみじんも感じさせない穏やかな表情で私に人懐こい笑顔を見せていた。オフィスと住宅が混在するソウル市内の地下鉄駅近くにあるコーヒーチェーン店の2階で平日の昼下がりに向き合った元闘士は、間違っても周囲の注意をひきつけることなどない平凡な中年男性に見えた。

 主体思想派の全盛期だった89年、ソウルへ語学留学した学生時代の私は主体思想派のニュースを見るたびに首をひねっていた。主体思想は、北朝鮮の金日成独裁体制を正当化するための理論である。当時の韓国はまだ先進国水準には遠かったけれど、それでも経済成長にわく活気あふれる社会だったし、2年前に民主化も実現していた。だから、素直に「なんで北朝鮮なんかにあこがれるのだろう」と不思議に思ったのだ・・・続きを読む


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ラベル:北朝鮮 韓国
posted by kazu at 09:06| Comment(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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